JAPAN ブルー(組市松紋)!!
2016年4月26日(火)
JAPAN BLUE!!
皆様こんにちは、田中です 決まりましたね~
2020年 東京オリンピック・パラリンピック エンブレム
とっても素敵です。
*写真を載せたいのですが 著作権問題 ありますので
皆様どうぞTVや新聞等で見てみて下さい!!
デザインなさったのは 野老(ところ)朝雄氏
候補が出た時、社長と「絶対!!A案 だよね~」と話しておりました。
形の異なる3種類の四角形を組合せたデザイン。
呉服屋であり、きものに携わる仕事をさせて頂いておりますと
どうしても 和風の印象 に心惹かれます。今回のエンブレムに使用された
市松 の文様は 色々な着物&帯*小物 に
使用されていますので、よく目に致します。
( 市松イメージ写真 上記は長襦袢です)
A案が一番 「日本らしい・・・」感じが致しておりました。
そして、伝統色 藍色 で 粋な日本らしさを描いた なんて
本当に素敵ですね
(上記藍色イメージ写真は 正藍染総絞り振袖 です)
藍色一色でデザインした点については、型染の一つである江戸小紋を
引き合いに出されていました。
市松(石畳)文様について
形や大きさの同じ文様が、地と交互に入れ替わる模様構成を入替り文様と
いいます。
一般的に色の違う正方形を上下左右に敷き詰めた格子状の文様のことです。
平安時代には細かい石畳文は「霰 あられ」と呼ばれ、有職文様の一つと
して公家の衣装に用いられました。
その後、江戸時代に上方歌舞伎役者 佐野川市松 が舞台衣装に愛用していた
ことから 市松文様 と呼ばれるようになりました。
扇 文様について
高温多湿の日本で生まれた扇は、広げると末広がりになることから
繁盛・開運 の吉兆 とされます。
形状のイメージから、またの名を 「末広 すえひろ」といいます。
また、扇で「仰ぐ」ことは、あおり立てて諭す事を意味し
神霊を呼び起こして物の霊を揺り動かす力を備えた道具とされました。
このように 福を招いたり・邪悪を避ける扇は、神楽や能楽・田楽などの
芸能に欠かせないものとなり、扇による所作は現代にも伝えられています。
エンブレム中央は、よく見ると 桜 になっていますね。(私だけ???)
桜 文様について
桜は日本の代表的な花です。しかし観賞されるようになったのは、平安時代。
貴族たちはそれまでの「梅」に加えて桜を愛でるようになりました。
当時の桜は「山桜」で、次第に八重桜や枝垂れ桜など種類も増えたようです。
桜文(さくらもん)は桜花文(おうかもん)ともいわれます。
さくらの 「さ」は稲 ・「くら」は神が宿る座 を意味し、豊作を願って
花見の宴を催し桜文様が描かれるという説もあります。
2020年 オリンピックまでに
より多くの方々が「自分できものが着れる」ように・・・
私が出来ることを一生懸命頑張り、日本の伝統・文化が絶えないよう
伝えていけると良いと思います。
*本日も心穏やかにお過ごしできましたこと感謝。
明日も皆様にとって、幸多き穏やかな日でありますように・・・
この記事を書いたのは
- 田中真由美
21歳で(株)田中呉服店に永久就職。
1男1女を育てながら、日々バリバリ仕事をこなす3代目パワフル女将。
心を込めて「私にできることを、精一杯・・・」笑顔でつとめております。。いつでも気軽にお寄りくださいませ。
- プロフィール
- 氏名 田中真由美
- 年齢 46歳
- 血液型B型
- 家族 夫61歳・長男24歳・長女18歳
さくら14歳(柴犬) - 趣味 カラオケ
- 好きな物 スイーツ・珈琲
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