琉球紅型九寸名古屋帯 故知念貞男作 クリーム色小花六通柄

商品説明

南国の豊かな自然と色彩感を染に表現した「本場琉球紅型」その中にあって忘れてはならない作家がいました。知念貞男氏その人です。数々の名作を残し惜しくもこの世を去られました。

その独特の作風は多くの紅型ファンを獲得し現在の紅型ブームの礎を築いた功績は大きいものでした。

ご覧の作品は知念貞男氏の生前の作品で優しいクリームイエローの地色に知念貞男独特の「素朴でシンプル」な小付きな松・楓・梅・桜・蝶をさらりと帯全体に配した可憐な印象の作品です。

しっかりとした文意匠の帯地に描かれた同氏の琉球紅型の世界感は今も紅型ファンの心をしっかりと掴んでいます。小柄な柄ゆえにあらゆる紬やお召しきものなどに合わせやすく大活躍します。

シンプルで上品な気負いのない独特な柄行きはさまざまなきものに溶け込み華やぎやインパクトを付加してくれます。

特に渋い紬などに合わせればたちどころに華やぎを増し着姿が生まれ変わります。「紅型マジック」などと勝手に造語で呼んでおりますが何度も体験しておりますのでいささかもはばかることはありません。

知念貞男氏の遺作となってしまいましたが、知念紅型研究所は今も同氏の奥様が意志をついで創作活動を行っておられます。

希少な作品となっておりますこの知念貞男紅型帯をぜひこの機会に末永くご愛着下さいますようお願い致します。