大島紬 純泥染め９マルキ特選美術 大島「富岳三十六景・北斎への招待」

商品説明

まるで美術品のような大島紬のご紹介でございます。葛飾北斎の代表作である「富岳三十六景」

その作品より「凱風快晴」「神奈川沖浪裏」などの代表柄をものの見事に大島紬に織り出しています。世界最小の絣織物として知られる大島紬の正に「面目躍如」と言ったところでしょう。

その完成度はただただ圧巻のひとこと！よくぞここまで絣で柄を表現できるものだと感心します。

大島のベースとなる絣の色は紫がかったグレー、美しく整列する９マルキの蚊絣はとてもシックな印象、反物一杯に配された扇面柄の中に見事に表現された「富岳三十六景」の代表柄が織こまれています。

大きく弧を描く波頭と飛び散る波しぶきその間からのぞく富士の山、この柄を表現するためにどれほどの職人たちの苦心があったのだろうと思わずにはいられません。

平坦な絹布にかくも奥行き感のある柄を絣糸を巧みに織りながら描いてゆく技術は超一流の熟練の業といえるものでしょう。本場大島紬は、複数の専門の職人が携わって長い時間をかけて完成します。

絣くくりをする人、糸を染める人、織る人。それぞれの専門職が互いに「頂点の仕事」を尽してこそ、ここまでの作品が完成したのだと思います。世界遺産に認定された富士山を北斎の思いとともに大島紬に織り込んだ、堂々とした佇まいは正に「美術大島紬」とよぶにふさわしい作品でございます。

このクラスの作品になりますと市場価格はかなりの高額になってまいります。お目にとまったこの機会に「一生もの」の大島として是非コレクションにお加え下さいませ